10年以上前に取り換えた温水便座が、昨年から壊れれたり直ったり…を繰り返していました。
先々週あたりから、便座に座っただけで勝手にウォシュレットが作動してしまう…という現象が起こり始めたので、観念して取り換えることにしました。
DIY・ウォシュレット交換
現在使用している温水便座は【貯湯式】と言われるタイプの温水便座。
温水便座の種類
【貯湯式】
一般的に、単価が安いので入手しやすい。
便座横に操作パネルが付いている一体型。
便座後方にタンクが内蔵されていて、温めたタンク内のお湯が出てくる。
常にお湯を温めてあるので、電力を常に消費。
0.4~0.7L程度のタンクなので、お湯切れすると水が出てくる。
【瞬間式】
貯湯式に比べると価格が高い。
便座とリモコンが分離。
その場で温めたお湯が出てくるので、湯切れの心配なく好きなだけ使用できる。
瞬間的にお湯を温めるので、その瞬間は1200wほどの電力を消費。
瞬間式を選択した理由
最初は値段の安い貯湯式を検討していました。
でも貯湯式だと、操作パネルのボタンを押すのに、体を後方にひねる必要があるため、主にウォシュレットを使う高齢の母の事を考えたら、操作パネルが好きな場所に取り付けられる瞬間式の方がイイという結論になりました。
便器のサイズを確認
便器のサイズは主に2種類。
最近は、エロンゲート(大型サイズ)の便器が主流のようです。
我が家は30年以上前に設置した便器なので、少し小さ目の普通サイズでした。
現在販売されている温水便座は大型サイズに対応するものですが、普通サイズの便器にも取り付けが可能。
5cm位、便座が前方向に出ますが、使用するには全く気になりません。
我が家はTOTOからTOTOへの交換だったので、問い合わせ窓口で【便器の型番/購入予定の温水便座の型番】の互換性を確認し、大丈夫だと判断しました。
TOTO KSシリーズ [TCF8FS56#SC1]
TOTO社製 KSシリーズ [TCF8FS56#SC1]を選択しました。
通常のお尻洗浄/ビデの他に【リズム洗浄】というマッサージモードがあったからです。
一昨年、母が憩室炎になり入院をしたため、なるべく排便時の力みを改善すべく、【リズム洗浄…排便を促すマッサージ洗浄機能】というのが決め手になりました。
取り替え前の準備
止水栓を閉じる
分岐金具にある止水栓を閉じます。
止水栓を閉じると、水が止まるので分岐金具を取り外すことができます。
閉じた後に便器の水を流すレバーを引いて、水が出ないことを確認します。
分岐金具を外す
分岐金具の上下のボルトをゆるめて、分岐金具を取り外します。
この時、タンクへと伸びているホース側の金具内にあるパッキンを外しておきます。
(パッキンは交換する温水便座に新しいモノが同梱されていることが多いので、必ず古いパッキンを取り外して交換します。)
便座をはずす
便座横のボタンを押し、便座を手前へずらして外します。
ベースプレートを交換する
既存のベースプレートを外し、新しい便座に同梱されているベースプレートに交換します。
便座をセットする
ベースプレートに新しい便座をセットします。
分岐金具を取り付ける
新しい便座から伸びているホースをセットします。
新しいパッキンが付属しているので、分岐金具の両側にパッキンをセットします。
アース線をセットする
水回りの家電には、アース線があるのでセットします。
電源をセット
電源を繋ぎ、止水栓を開けます。
分岐金具から水漏れなどないか確認し、水が正常に出るか、便器の水洗レバーを引いて確認します。
リモコンを取り付け、完成
リモコンを任意の場所に取り付けます。
最初にプレートをネジで取り付けた後、リモコンをカチャっとセットしますが、壁に穴を開けたくなかったので、プレートは【強力両面テープ】で取り付けました。
後記
今まで便座の右側に操作パネルがありましたが、それもなくなりスッキリしたトイレになりました。
リモコンの配線などが分からず、瞬間式トイレに躊躇していましたが、【リモコンは電池式なので、面倒くさい配線工事などは一切いらない】と知り、取り付けることができました。
瞬間式トイレが高額…と言っても、見元々検討していた貯湯式便座と6000円程度しか変わらなかったので、とても安く(3,000円分のポイントが貰えたので、便座代は実質27,000円)交換できました。
業者に依頼した場合、作業代+古い便座の処分代として、安くても20,000円くらいはかかるそうです。
全くの未経験の場合、以下の2点が出来れば自分での交換は可能だと思います。
・分岐金具を取り付ける
もし壊れてしまった場合、ぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。(*´▽`*)
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