100均などで売られているガラス絵具。
簡単にステンドグラスが作れて、楽しいですよね♪
以前、雪見障子3-4枚を連結させて、縦90cm×横200cm越えのステンドグラスアートをつくる機会がありました。
その時、お金をかけずに色んな色を使って、ステンドグラスっぽいものをつくる技として、【ボンド】をフル活用したことがありました。
今回は、その技とコツをご紹介します。
ボンドでステンドグラスをつくろう
ボンド水をつくるコツ(※2022.8.13加筆修正)
まず、「ボンド水って何??」について。
市販のボンドの成分表を見ると、メーカーによってパーセンテージは違いますが、約半分は【水】で出来ています。
…と言う事は、水に混ぜて【ボンド水】にして、絵の具で着色した【色付きのボンド水】をステンドグラスに使えば、最後は【水分が蒸発して、色のついたボンド部分】だけが定着する💕…という訳です。
木工用ボンドに色を付けたモノだと、伸びが悪かったり、分厚いステンドグラスになりますが、このボンド水だとボンドもあまり使わずに済みます。(๑•̀ㅂ•́)و✧
いつも目分量と勘だけで作っているので、どれくらいの水とボンドを混ぜるのか…を分かりやすいように実験してみました。
『やってみたけど上手く出来なかった。』と連絡いただいたので、超簡単に出来る分かりやすい方法を検証&実践してみました。
まとめて【ボンド水】をつくる
①ボトル容器に水50mlをいれる
※空のペットボトル等で可( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
②容器ごと計量器に乗せ、ボンドを入れる(50mlごとに10g)
③蓋をしてシェイクする。
‥以上です。😅
④使いたい分のボンド水を別の容器に移し、絵具で着色する
※ダイソーのガラス絵具で描いたマス目に、試しに6色のボンド水を注いでみました。
⑤乾燥させる
ボンド水の水分が蒸発すると、均一の厚みのボンドが膜になるので、透け感もきれいに出ます。
これまでは、着色した水にボンドを混ぜる…という方法でしたが、いっそのこと、先にまとめてボンド水を作ってしまって、あとは着色するだけ…の方が、ボンドの比率も一定になるし、何より超簡単なのではないか…と思いました。
ボンドの分量も、前回までは計量スプーンで計ったボンドをグラム換算していたので、大幅に分量をミスっていましたことを訂正・謝罪します。
①下絵を描く
今回はフォトフレームを使うので、大きさに合わせて下絵を描きます。
②目隠しシートを貼る
ステンドグラスにするためのフォトフレームのプラ板に、100均の目隠しシートを貼ります。
目隠しシートを貼るのは、【ボンドの定着を良くするため】です。
何もないツルツルの場所についたボンドは、乾いた後に簡単にペラっと剥がせてしまいますよね。それを防ぐため、ザラザラ感のある目隠しシートを選択しましょう。
③ガラス絵具で下絵を書き写す
目隠しシートを貼ったプラ板を下書きの上に乗せ、100均で販売されているガラス絵具で、下絵のラインを書いていきます。
④ボンド水で着色していく
乗せたい色のボンド水注ぎます。
≪色付きボンド水を乗せるコツ≫
ガラス絵具で描いた、盛り上がったラインが【土手】になります。
その範囲内にボンド水を注いでいきますが、花ビラと葉っぱ…のように、違う色を乗せたい場合は土手を超えてしまうと色が混ざってしまうので、土手となるラインを超えてしまわないよう、適量を乗せていきます。
筆についたボンド水を静かに一滴ずつ置いていき、土手に添わせるようにするとボンド水が広がります。
※中央のバラの部分ですが、黒いラインの上にピンクのボンド水が乗っていますよね。…これが【土手を超える】という現象です。(同系色の場合は、…まぁ良し♪とします。^^;)
⑤一旦、乾燥させます
パーツごとに色を乗せ、一旦乾燥させます。
一度に全ての色を乗せても構いませんが、土手の中に表面張力で乗っているボンド水はちょっとした振動で混ざりやすいです💦それを防ぐためにも、パーツ分けして色を付けた方が無難です。
⑥他の色も乗せて乾燥させる
色を付けたい場所に、色付きのボンド水を置いていきます。
着色に失敗したら…
乾燥してみたら、思った以上に理想の色と違いました。(涙)
もっと薄い水色にしたかった…。
大丈夫です🎵ボンド水なら、失敗しても直せます。
①乾いたボンド水の膜だけを、針などで持ち上げます。
注:目隠しシートまで一緒に針で傷つけないよう、注意してください。
②剥がします。
ガラス絵具で描いたライン部分まで剥がさないよう、ボンド水の膜だけ剥がし、ハサミで出来る範囲で切り取ります。
③切り取り切れずに残ったボンド水の膜部分に、水をつけます。
元がボンドなので、水をつけると液体化します。しばらく放置し、完全に液体化した所で拭き取ります。
これで、好きな色を乗せ直すことが出来ます。( • ̀ω•́ )b ✧
関係ない部分にボンド水がついて固まってしまった場合も、水をつける事で拭き取れます。
⑦色を乗せ直して完成🎵
淡い色を付けた方が、透け感が可愛いです🎵
100均のガラス絵具だけでも、同じ事が出来るかもしれませんが、もっと大きな作品になるとガラス絵具の量も必要になるし、色の幅も限られてしまいます。
その点、ボンド水で作るとガラス絵具には無い色を作ることができ、異なった色のボンド水でグラデーションをつける事も可能です🎵
今後も、もっと大きな作品を作ったら、アップしていきたいと思います。٩(ˊᗜˋ*)و
A3サイズの【絵画のようなステンドグラスアート】も作れます🎵
作り方は下記の【応用編】をぜひご覧ください💕
コメント
ボンドでこんなこともできるんですね!
素敵です✨
本当になんでもできるなぁ…って思います(笑)
この「ボンド水+絵の具」の手法を思いついた時、「自分、天才か!?(・∀・)」と思いました。(笑)
自室の飾り窓(幅2.5m)も、外から見えないように曇りガラスシートが貼ってあるので、窓をキャンバスにして巨大なステンドグラス作品を作ったら綺麗だろうなぁ🎵…と、密かな野望もあります。(๑•̀ㅂ•́)و✧
大きな作品も素敵ですよね!
きっと綺麗です!
私なんてできること少ないから本当憧れます…
大きい作品だと、早々やり直しも出来ないし、「これだ!」っていうデザインを思いつくまでは、なかなか取り掛かれないのが難点です。(^^;
でも西日に照らされて、部屋が七色になるんだろうなぁ💕…と思うと、いつかはチャレンジしたいですね。(*´▽`*)
ただ、私はノウハウをアップするしかできないので、カゴバックとか音楽とか、ちゃんと自分の作品として販売しているのが凄いと思います♪(๑•̀ㅂ•́)و✧