17歳を迎える、我が家の猫ちゃんは乳腺腫瘍があるけど、腎臓の数値が悪くて手術は出来なかった💦
腫瘍が発見されてから約3年。。
長毛の猫ちゃんなので、腫瘍が毛でおおわれて気にせず生活できていたけど、さすがに直径3cmの球状に巨大化してしまった腫瘍は気になったらしく、舐めてしまった為、エリザベスカラー生活をすることになった。
プラスチックのカラーは、装着すると如実にテンションがだだっ下がりしたので(笑)、ソフトタイプのモノを作ることにした。
猫のエリザベスカラー(ソフトタイプ)を作ったよ
型紙を準備する
全長50cmくらいの、中肉中背の猫ちゃんなので、エリザベスカラーの大きさは直径30cm。
それ以下だと、腫瘍を舐める恐れがあるので、最小でも30cm。
顔の横幅の3倍くらい…と言った大きさ。
内側の首を出す穴は、直径8cm。キュキュっとねじ込んで頭が入る程度。
普段付けている首輪より一回り大きいくらい。
キルト芯を重ねる
100均で売られている、厚地のキルト芯を、型紙とジャストサイズを6枚程度カット。
その内の2枚に、厚地の接着芯をアイロンで接着し、更に強度をプラス。
キルト芯にミシンをかけて強度アップ
6枚程度重ねたキルト芯に、年輪状にミシンをかけて強度を出します。
(画像上、キルト芯の1枚がひと回り大きいサイズですが、気にしないでください。😓)
表布にループを付ける
表布の内側の円に、平ゴムのループを仮留めします。
この場合、ループの輪っかは外側に向いています。
このループは、装着時に普段使っている首輪を通すためのモノです。
キルト芯の内側の円を切り取る
6枚重ねのキルト芯の厚みのまま内側の円を縫うと、首がゴワゴワしそうなのでカットします。
6枚重ねの場合、5枚を切り抜き、一番下の1枚だけは表布と縫います。
キルト芯と表布を安定して縫い付けるためです。
内側をグルっと縫う
内側にある鉛筆の線の部分を、グルッと1周縫い終わったら、1枚だけ残っていたキルト芯を切り取ります。
表布を裏返す
表布の一枚だけを、穴からくぐらせます。
先に取り付けた平ゴムのループが、やっとココで姿を現しました🎵
外周をまとめてグルっとかがり縫いする
当初、表布の外周に1cmの縫い代を付けていましたが、外周を中表で縫うのが手間だったので、パイピングで仕上げる事に変更し、外周の縫い代を切り取り、【直径30cm】になる状態でカットしてかがり縫いしてあります。
マチ針だけで出来る方は、かがり縫いする必要はありません。
バイアステープを外周に縫い付ける
斜めにカットしたバイアステープを外周に縫い付けます。
さらに、クルっと包んでパイピングしたら、外周を縫い合わせます。
ケープを手縫いする
普通なら、ケープまで縫い付ける必要はありませんが、ウチの猫ちゃんは【遠山の金さん】の如く、内側の円から片腕が通った状態でオロオロしていたので(笑)、腕を通さない為にもケープを縫い付ける事にしました。
完成です💕
↑分かりますか?…ケープというより、ルーズソックスというか、、タートルネックのようになっているので、首部分から方腕が出る危険性は回避できたと思います。(๑•̀ㅂ•́)و✧
完全にシャンプーハットのようですが、ソフトタイプなので行動も苦ではないようで、眠るときには枕替わりにもなり、快適そうにしています。(笑)
プラスチックのカラーだと、円錐状のようになるので、ご飯も食べづらいし、水も飲みづらい…というデメリットが多かったですが、このソフトタイプだと軽いので生活に支障は無さそうです。
これで腫瘍を舐める事も無くなったので、化膿どめで治る事を祈ります。(;´・ω・)
手作りのカラーを販売している人もいると思うので、作るのが苦手な方はフリマサイトなどで探してみてください。
ちなみにこのカラーの材料は、全て100均で揃います。
表地をニットやフリースなどの柔らかい布にする事で、快適生活を送れると思うので、作れそうな方はぜひチャレンジしてみてください。
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