うちの母は70代後半。
戦後のモノが少ない時代に幼少期を過ごした。
70代後半の現在も、営業主任として現役バリバリで働いている。
朝から働き、遅い時は帰宅が0時を超える時もある。
背中が丸くなっては来ているけど、“一般的な70代後半”に比べて、とても若く見える。
そんな母の口癖は、『働かざる者 食うべからず。』
幼少期から、ずっとこの言葉を言われてきた。
意味は【怠けて働こうとしない人は、食べてはいけない】という、労働に対する教訓のような言葉らしい。
母の思い描く【労働】という物は、
『汗水垂らして必死に働き、暴言を言われても耐え忍び、逃げず投げ出さず、己に打ち勝ち、雀の涙ていどの給与を貰う』というモノっぽい。
…私自身、今まで15か所超えるほど転職回数があり、そのうち数か所では入社早々にイジメの標的にされたり、パワハラを受けたり、『…あ、無理だ。(;´Д`)』と、すぐに辞めた職場もある。
そのたびに、『負けん気を出せ!』、『私の子なんやで、その程度は大丈夫や!』、『そんなんで逃げとったら、生きていけんわ!』…と、言われ続けている。💦
なんで逃げたらダメなんだろう。(;´・ω・)
つらいなら逃げたらいいだけなのに、母は“逃げる”という選択肢を許してはくれない。
戦後の経済成長期とは違い、ネットもあるし在宅勤務という方法もある。
不動産投資等で不労所得を得て、【血反吐を履いて、文字通りの肉体労働】をせずとも、生きていくすべはある。
『昔と違って、働かなくったって喰ったってイイんだよ、今は。(;´・ω・)』
今は8時から21時勤務で、母の望む通り“血反吐を吐いて働いている”訳だが、、ある程度の貯蓄が出来たら、1日6時間程度のパート勤務で、後は自分の時間を楽しむ…という生き方だって良いんじゃないのか。
ただ、幼少期から繰り返し繰り返し擦れこまれた【働かざる者 食うべからず】は、血液にもしみ込んでいるので、6時間パート勤務だと今度は“汗水たらして働いてはいない…という罪悪感”に苛まれそうだ。💦
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